トップ
>
程遠
>
ほどとお
ふりがな文庫
“
程遠
(
ほどとお
)” の例文
何事だか、まだ判らないけれど、とにかく帝都から、
程遠
(
ほどとお
)
からぬ市川町附近へ、多数の
特科
(
とっか
)
隊が、
夥
(
おびただ
)
しい材料をもって、集合を開始しているものらしい。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
もしそれが本当だとすれば、天下第一を目指す彼の望も、まだまだ
前途
(
ぜんと
)
程遠
(
ほどとお
)
い訳である。
名人伝
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
斯様
(
かよう
)
な生活をして居る人間が、我々と同時代に、しかも帝都を去る
程遠
(
ほどとお
)
からぬ
田舎
(
いなか
)
に住んで居るという悲惨な事実を、ひしと一度は胸の底に
抱
(
だ
)
き
締
(
し
)
めて見たら、公等の是から先の人生観の上に
『土』に就て:長塚節著『土』序
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「
前途
(
ぜんと
)
程遠
(
ほどとお
)
し、思いを
雁山
(
がんざん
)
の
夕
(
ゆうべ
)
の雲に
馳
(
は
)
す」
現代語訳 平家物語:07 第七巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
芒塚
(
すすきづか
)
程遠
(
ほどとお
)
からじ守るべし
七百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
程
常用漢字
小5
部首:⽲
12画
遠
常用漢字
小2
部首:⾡
13画
“程遠”で始まる語句
程遠志