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福々
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ふくぶく
ふりがな文庫
“
福々
(
ふくぶく
)” の例文
仰向
(
あおむ
)
けになって、じっとその
星
(
ほし
)
を
見
(
み
)
つめていますと、それが
福々
(
ふくぶく
)
しいおじいさんの
顔
(
かお
)
になって
見
(
み
)
えました。おじいさんは、
頭
(
あたま
)
に三
角
(
かく
)
帽子
(
ぼうし
)
をかぶっています。
酔っぱらい星
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ためているという風に見えましたね。そういえば、
福々
(
ふくぶく
)
しい顔なんだけれど、どことなくきついところがあったな。やっぱり自分の悲惨な運命が、人相にあらわれていたんですよ
少年探偵長
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
どんな災難もよりつけないような
福々
(
ふくぶく
)
しい見かけであったかやの、何を求めるでもなく成行にしたがって生きていたようなまっとうな生涯、
朽
(
く
)
ちて倒れる古木のような自然さで最後を閉じ
暦
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
年は六十ばかり、
肥満
(
ふと
)
った
体躯
(
からだ
)
の上に綿の多い
半纒
(
はんてん
)
を着ているので肩からじきに太い頭が出て、幅の広い
福々
(
ふくぶく
)
しい顔の
目
(
まな
)
じりが下がっている。それでどこかに気むずかしいところが見えている。
忘れえぬ人々
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
福
常用漢字
小3
部首:⽰
13画
々
3画
“福々”で始まる語句
福々爺