いのっ)” の例文
ただ順風をいのって船の出られるのをまって居るその間の怖さと云うものは、何の事はない、躄者いざり病犬やまいぬに囲まれたようなものでした。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
成長すれば外国に遊学させたいとおもって居る、所が世間一般の風を見るに、学者とか役人とか云う人がややもすれば政府に依頼して、自分の子を官費生にして外国に修業させることをいのっ
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)