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砧青磁
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きぬたせいじ
ふりがな文庫
“
砧青磁
(
きぬたせいじ
)” の例文
床
(
とこ
)
を見れば、
東山
(
ひがしやま
)
名物でもありそうな
名幅
(
めいふく
)
がかかっていた。花器を見れば、
砧青磁
(
きぬたせいじ
)
とおぼしき
耳附
(
みみつき
)
の
瓶
(
びん
)
に、
剪
(
き
)
って
挿
(
い
)
けたばかりのような
牡丹
(
ぼたん
)
のつぼみが笑みを割りかけている。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
砧青磁
(
きぬたせいじ
)
の
香爐
(
かうろ
)
、
聖茶碗
(
ひじりちやわん
)
などと共に差出し、御調べ濟の上、元の御手箱に返したのが、二た月ほど前、鍵は私の兄、側用人桑原伊織が預かりますが、何かの都合で殿へ差上げた時、ほんの半日だけ
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ふと彼がそこを開けると、まだ
灯
(
あか
)
りの来ていない広やかな壁と畳の寒々とした中に、
寂然
(
じゃくねん
)
と独り——たとえば、一箇の
砧青磁
(
きぬたせいじ
)
の香炉がそこに在るかの如く——澄んだ
面
(
おもて
)
をしてひたと坐っていた。
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
外に
馬遠
(
ばえん
)
の軸物、
砧青磁
(
きぬたせいじ
)
の香炉、
聖茶碗
(
ひじりぢゃわん
)
などと共に差出し、御調べ済みの上、元の御手箱に返したのが、二た月ほど前、鍵は私の兄、側用人桑原伊織が預りますが、何かの都合で殿へ差上げた時
銭形平次捕物控:045 御落胤殺し
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
砧
漢検準1級
部首:⽯
10画
青
常用漢字
小1
部首:⾭
8画
磁
常用漢字
小6
部首:⽯
14画
“砧”で始まる語句
砧
砧村
砧形
砧手
砧盤
砧石