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矯激
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きょうげき
ふりがな文庫
“
矯激
(
きょうげき
)” の例文
先生は、意味は判らないまゝに、たゞ父親の
矯激
(
きょうげき
)
な気持だけを文章の調子によって胸の中に張り膨らませられた。
生々流転
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
ボル派に追いまくられての、ややヤケっぱちな
矯激
(
きょうげき
)
行為——現在から見れば、そういうところもあるけれど、ボル派の奴らがそう言ったりすることは許せない。
いやな感じ
(新字新仮名)
/
高見順
(著)
「いつぞやの
御猟
(
みかり
)
の節、何故、曹操に対して、あのような
眼
(
まな
)
ざしを向けたか。誰も気づかぬ様子であったからよいが、近頃、其方にも似合わぬ
矯激
(
きょうげき
)
な沙汰ではないか」
三国志:05 臣道の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「へへへ、
御串戯
(
ごじょうだん
)
で。御議論がちと
矯激
(
きょうげき
)
でごわりましょう!」
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
かれの、粗暴で
矯激
(
きょうげき
)
な性情と、ゆたかなる学才とが、のべつ一個の中に取ッ組んでいて、盛遠自身、自分をもてあましているような風が、いつも、はらはらながめられる。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
矯
常用漢字
中学
部首:⽮
17画
激
常用漢字
小6
部首:⽔
16画
“矯”で始まる語句
矯
矯正
矯飾
矯風
矯羞
矯誣
矯正物
矯風会
矯々
矯妖