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矢場女
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やばおんな
ふりがな文庫
“
矢場女
(
やばおんな
)” の例文
その
斜向
(
すじむこ
)
うに花屋があった。
剥身
(
むきみ
)
のように幅の広がった顔と体の妹と姉とがいた。二人がいるうちは花屋の店もよけい
賑
(
にぎや
)
かに見えたが、
馬喰町
(
ばくろちょう
)
の
郡代
(
ぐんだい
)
の
矢場女
(
やばおんな
)
になってしまった。
旧聞日本橋:04 源泉小学校
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
つぶしに大きな
平打
(
ひらうち
)
の
銀簪
(
ぎんかんざし
)
、
八丈
(
はちじょう
)
の
半纏
(
はんてん
)
に
紺足袋
(
こんたび
)
をはき、霜やけにて少し頬の赤くなりし
円顔
(
まるがお
)
鼻高からず、
襟白粉
(
えりおしろい
)
に
唐縮緬
(
とうちりめん
)
の
半襟
(
はんえり
)
の汚れた
塩梅
(
あんばい
)
、知らざるものは
矢場女
(
やばおんな
)
とも思ふべけれど
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
矢
常用漢字
小2
部首:⽮
5画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“矢場”で始まる語句
矢場
矢場七
矢場主
矢場辰