目合まぐはひ)” の例文
ここに詔りたまはく、「吾、汝に目合まぐはひせむと思ふはいかに」とのりたまへば答へ白さく、「はえ白さじ。僕が父大山津見の神ぞ白さむ」
ここに豐玉毘賣の命、奇しと思ほして、出で見て見感でて、目合まぐはひして、その父に、白して曰はく、「吾が門に麗しき人あり」とまをしたまひき。
かれ詔命みことのまにまにして須佐の男の命の御所みもとに參ゐ到りしかば、その女須勢理毘賣すせりびめ出で見て、目合まぐはひしてひまして、還り入りてその父に白して言さく、「いと麗しき神來ましつ」とまをしき。