“盎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さら50.0%
おう25.0%
かめ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
売茶翁ちやをうるおきなに問ば、これは山蔭やまかげの谷にあるなり、めしたまはゞすゝめんといふ。さらばとてひければおきな菜刀なきりはうてうとりさらのなかへさら/\とおとしてけづりいれ、豆のをかけていだせり。
翌朝馳走を備えた所へ果して八道人来り、飲食しおわるを俟ってまず上座の頭を打ち隅へ駆り入れると、たちまち変じて金銭一おうと成った。跡の奴原やつばらも次第に駆り入れて金銭八盎が出来た。
「その晩、夢のように、ある人が私をつかまえてかめの中へ入れたと思いましたが、めてみると血が衾に赤黒くついていたのです。それっきり怪しいことはなくなったのです。」
五通 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)