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痴者
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ちしゃ
ふりがな文庫
“
痴者
(
ちしゃ
)” の例文
伊東入道の
女
(
じょ
)
八重姫に恋なされたかと思えば、亀の前に移り、北条殿の深窓へも文を通わされる。……何たる
痴者
(
ちしゃ
)
。……
傍目
(
はため
)
にすら、舌打ちが出る。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「——されば、それがしは先年、楚城の夜宴で、王の寵姫に冠の纓をもぎ取られた
痴者
(
ちしゃ
)
です」
三国志:03 群星の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そして、袈裟の美しさに、光りのちがう美しさを見た。もし、一歩をかえて、自分が菖蒲小路にひかれていたら、自分も盛遠と同じことをやったにちがいないと思う。
痴者
(
ちしゃ
)
、狂者。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“痴者”の意味
《名詞》
痴者(ちしゃ)
愚か者
(出典:Wiktionary)
痴
常用漢字
中学
部首:⽧
13画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“痴”で始まる語句
痴
痴呆
痴漢
痴人
痴情
痴愚
痴話
痴戯
痴態
痴言