“疎石和尚”の読み方と例文
読み方割合
そせきおしょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また疎石和尚そせきおしょうを鎌倉へしょうじるなどのことにも熱心だったひとで、女性ながら五山の叢林そうりんでもおもきをなしている尼だった。
私本太平記:08 新田帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しぜん心もからだもこわばッてくる。——と気づいて彼はしずかに呼息をなだめた。そして師の疎石和尚そせきおしょうのことばを心に、ひとみも半眼はんがんに細めていた。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
いや彼の禅の師、疎石和尚そせきおしょうの眼をかりてただちにうなずき得たのであった。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)