“異物”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いぶつ50.0%
こともの50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
最近はからずも月世界の赤道せきどうのすこし北にある「危難の海」に奇怪きかい異物いぶつを発見したためであった。
月世界探険記 (新字新仮名) / 海野十三(著)
それは蠅があの黒い函の中から逃げだせるという可能性について論及ろんきゅうしたに過ぎない。あの蠅を捕獲ほかくして、六本の脚と一個の口吻こうふんとに異物いぶつが附着しているかいないかを、顕微鏡の下に調べる。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
異物ことものは喰はで、仏の御撤下物おろしをのみ喰ふが、いと貴き事かな」と云ふ気色けしきを見て、「どか異物ことものべざらん、それが候はねばこそ取り申し侍れ」と云へば、菓物くだもの
濫僧考補遺 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
ただそのものゝやうに懐かしく、恋しきにも珍らしきにも涙のみこぼれて、この虫がやうに、よし異物ことものなりとも声かたち同じかるべき人の、唯今ただいまこゝに立出で来たらばいかならん。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)