“こともの”の漢字の書き方と例文
語句割合
異物100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
異物ことものは喰はで、仏の御撤下物おろしをのみ喰ふが、いと貴き事かな」と云ふ気色けしきを見て、「どか異物ことものべざらん、それが候はねばこそ取り申し侍れ」と云へば、菓物くだもの
濫僧考補遺 (新字新仮名) / 喜田貞吉(著)
ただそのものゝやうに懐かしく、恋しきにも珍らしきにも涙のみこぼれて、この虫がやうに、よし異物ことものなりとも声かたち同じかるべき人の、唯今ただいまこゝに立出で来たらばいかならん。
あきあはせ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)