留子るす)” の例文
そしてある日、名誉の門標はいつのまにか火鉢ひばち引出ひきだしから、門の鴨居かもいの正面に移っていた。母の留子るすに大吉がそこへ打ちつけたのである。小さな「名誉の門標」は、しかるべき位置に光っていた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)