画師えかき)” の例文
旧字:畫師
学士先生のお友だちで、この方はどこへも勤めてはいなさらない、もっとも画師えかきだそうでございますから、きまった勤めとてはございますまい。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……それに、その細君というのが、はじめ画師えかきさんには恋人で、晴れて夫婦になるのには、この学士先生が大層なお骨折りで、そのおかげで思いがかなったと申したようなわけだそうで。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「ほほほ、私たちだって、画師えかきの永洗の絵を、絵で見るじゃありませんか。」
薄紅梅 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
万事はその上で。と言う——学士先生から画師えかきさんへのお頼みでございます。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)