“田舎言葉（いなかことば）” の例文
「坊（ぼう）やのお家（うち）はどこだか？　私（わたし）がつれていってやるだ。」と、おじいさんは田舎言葉（いなかことば）でいいました。
雪の上のおじいさん (新字新仮名) ／ 小川未明(著)
爺（じい）さんは、自分がよく思われてることを知ってるので安心して、修道院長様の面前で、かなりごたごたしたしかもきわめて意味の深いおしゃべりを田舎言葉（いなかことば）でやり出した。
レ・ミゼラブル：05 第二部　コゼット (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)
エークスのクーグールド結社に属する青年らは、最後にも一度田舎言葉（いなかことば）を急いで口にしておこうと思ってるかのように、いっしょに集まって愉快そうにしゃべり合っていた。
レ・ミゼラブル：08 第五部　ジャン・ヴァルジャン (新字新仮名) ／ ヴィクトル・ユゴー(著)