田居タヰ)” の例文
其も此も、風に舞ひたつ田居タヰのほこりのやうに、証拠からまづ亡びてしまつた。
芸能民習 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
大和の内も、都に遠い廣瀬・葛城カツラギあたりには、人居などは、ほんの忘れ殘りのやうに、山陰などにあるだけで、あとは曠野。それに——、本村ホンムラを遠く離れた、時はづれの、人棲まぬ田居タヰばかりである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
大和の内も、都に遠い廣瀬・葛城カツラギあたりには、人居などは、ほんの忘れ殘りのやうに、山陰などにあるだけで、あとは曠野。それに——、本村ホンムラを遠く離れた、時はづれの、人棲まぬ田居タヰばかりである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
大和の内も、都に遠い広瀬・葛城カツラギあたりには、人居などは、ほんの忘れ残りのやうに、山陰などにあるだけで、あとは曠野アラノ。それに——、本村ホンムラを遠く離れた、時はづれの、人まぬ田居タヰばかりである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)