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生々
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ういうい
ふりがな文庫
“
生々
(
ういうい
)” の例文
その途中などで人々が自分の美貌や
生々
(
ういうい
)
しい優美な物腰などを賞めてくれると、みんなの眼が自分の安物の帽子や、墨で塗りかくしてある靴の孔に注がれているように思えて
頸の上のアンナ
(新字新仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
しかし幾ら手本無しに生活すると
申
(
もうし
)
ましても、そういう人でございましても、どうせ
生々
(
ういうい
)
しいのでございましょうから、何事かに出合まして、五つや六つの調子を覚えましても
家常茶飯 附・現代思想
(新字新仮名)
/
ライネル・マリア・リルケ
(著)
少女とは思えぬ鉄火口調の
中
(
うち
)
にとろけるような韻律を持った、葉子のコトバ……。それが
生々
(
ういうい
)
しく結綿に結上げられ、よく油を通された髪は男の心を根柢からゆり動かすものがあった。
夢鬼
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
写真に
遺
(
のこ
)
っている、お増のその年ごろの
生々
(
ういうい
)
しい姿が、浅井の目にも浮んで来た。
爛
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
あの
生々
(
ういうい
)
しく微妙な、長い、新鮮な明白さを持った曲線は、やや成長した子供、少年、あるいは
大人
(
おとな
)
の目に見られると同じき曲線でありながらも、ただその、後には失われ去るところの、柔らかい
日本精神史研究
(新字新仮名)
/
和辻哲郎
(著)
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花模様の
単衣
(
ひとえ
)
物に、寝たり起きたりするために
兵古
(
へこ
)
帯を胸高に締めているのが、いかにも
生々
(
ういうい
)
しく見え、その可愛いい唇は喀血のあとのように、鮮やかに濡れていて眼は大きな黒眼をもち
蝱の囁き:――肺病の唄――
(新字新仮名)
/
蘭郁二郎
(著)
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
々
3画
“生々”で始まる語句
生々世々
生々的
生々流転
生々殿
生々動流
生々流々
生々流相
生々溌剌