キロ)” の例文
「ははあ、五三・三四〇キロですね……あ、この三八・二二〇キロと云うのは? ああ奥さんのですな。いやどうも、有難うございました」
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
……僕はあの頃から見ると五キロぐらゐ多かつたでせう。でも、もう駄目なの。……僕はあの頃から見ると五瓩はたつぷり減つてしまつたからなあ
恢復期 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
全体長一メートル半、目方七十五キロの大きい魚で、全身は青色に輝いた金属光沢を帯び、魚体はあぶらぎってぴかぴか光っていた。
キロ、二千瓩の爆弾が雨のように降って来ても、この大絶壁がくずれるようなことは断じてない!
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
十五万キロの爆弾を抱えた悪魔空中艦隊!
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
でこの五インチの開きは、正確な計算によりますと、約一九〇・九二〇キロの積載重量の抵抗、白鮫号の浮力に対する抵抗を証明しているのです
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
小さい二十キロ爆弾がバラバラッと落ちて行く。『旗風』は見る見る水煙でつつまれた。火災が起って煙突からどす黒い煙がもうもうとわいて出た。真赤な焔が、めらめらとマストのあたりに渦まいた。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
「あのね、昔はそれでも、叔母さんと僕とで目方を合せると叔父さんのよりは五キロぐらい多かったでしょう。でも、もう駄目だめなの。……僕はあの頃から見ると五瓩はたっぷり減ってしまったからなあ」
恢復期 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
ですから支那の司馬温公みたいに、池に舟を浮べて象の重さを計るような具合には行きませんぜ。貴方の一九〇キロ説は、少々早計でしたな
死の快走船 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
浮力が減少したとは言え、瓦斯ガスが充満してさえいれば600キロの浮力を持つバルーンです。被害者は掌中に幾つもの胼胝たこを作りながら、夢中でバルーンを降してしまいました。
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「600キロと言うと随分な重量だねえ。いや、有難う」
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
「標準気圧の元では600キロは充分あります」
デパートの絞刑吏 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)