瓦腰かわらごし)” の例文
と——瓦腰かわらごしすみ座敷、そこの窓だけが細目に一ヵ所いていた。万吉がふと目をつけて、塀の穴からし覗いてみると、やッぱり人の気配はない。シーンとして狐狸こり棲家すみかかと思われるくらい。
鳴門秘帖:02 江戸の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)