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理髪床
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かみゆひどこ
ふりがな文庫
“
理髪床
(
かみゆひどこ
)” の例文
人間は
理髪床
(
かみゆひどこ
)
へ出掛けるやうに、一度は墓場へも
往
(
ゆ
)
かなければならないが、榎本氏はそんな時にでも、あの鞄だけは屹度手放すまい。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
氏はよく
理髪床
(
かみゆひどこ
)
へ出掛けるが(成金にしても、人並みに頭は一つ
宛
(
づつ
)
持つてゐる)、そんな折にも鞄だけは店に持込んで、じつと
跨倉
(
またぐら
)
に
挟
(
はさ
)
んでゐる。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「いつそ
揉上
(
もみあげ
)
を短くして、ハイカラに分けてやらうか知ら。」と楯彦氏は
理髪床
(
かみゆひどこ
)
へ
往
(
ゆ
)
く途中、
懐手
(
ふところで
)
のまゝで考へた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
「散髪なんか一々
理髪床
(
かみゆひどこ
)
でするには及ばない。めいめい
剪刀
(
はさみ
)
で
剪
(
つ
)
み切る事にしたら、散髪代だけ儲かる。」
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
その瞬間教授の頭に
茸
(
きのこ
)
のやうにむくりと持上つたものがある。
理髪床
(
かみゆひどこ
)
の
親仁
(
おやぢ
)
が好く
地口
(
ぢくち
)
といふものだ。
茶話:02 大正五(一九一六)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
理
常用漢字
小2
部首:⽟
11画
髪
常用漢字
中学
部首:⾽
14画
床
常用漢字
中学
部首:⼴
7画
“理髪”で始まる語句
理髪店
理髪師
理髪屋
理髪所
理髪舗
理髪
理髪器
理髪用
理髪肆