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玲々
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れいれい
ふりがな文庫
“
玲々
(
れいれい
)” の例文
こう言ってお銀様は、またも雲霧の中に突き進んでしまうと、以前の如く、
玲々
(
れいれい
)
として爽やかな鈴の音が聞えはじめました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
のみならず師泰は、天王寺塔の九輪の
宝鈴
(
ほうれい
)
を一つ
鋳
(
い
)
つぶして、こころみに酒の
鑵子
(
かんす
)
(ちろり)に造らせてみるに、
玲々
(
れいれい
)
たる
金味
(
かなあじ
)
があり、これで
燗
(
かん
)
をすると何ともいえぬ芳味があった。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
唖然
(
あぜん
)
として、そのたくさんな顔も、やがて
鞋
(
くつ
)
やわらじをわれがちに
穿
(
は
)
き込んでいた。そして泰岳の上ではもう暁をやぶる一番の
刻
(
とき
)
の太鼓につづいて、
玲々
(
れいれい
)
と鳴る
神楽
(
しんがく
)
が
霞
(
かすみ
)
のうちにこだましていた。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
玲
漢検準1級
部首:⽟
9画
々
3画
“玲”で始まる語句
玲瓏
玲子
玲珠膏
玲羊
玲朗
玲澄
玲瑯
玲瓏透徹