“王粲”の読み方と例文
読み方割合
おうさん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
公悌こうていのいう三弱、王粲おうさんのあげた三害、こう数えたてれば、荊州は到底、中国百万の軍と雌雄を決して勝てる強味はどこにもない。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
侍中の王粲おうさんは、曹操の徳をしょうした長詩をつくって、これを侍側の手から彼に見せたりした。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
約八十里ほどくると、すでに蔡瑁以下、劉琦、劉琮の兄弟だの、また王粲おうさん文聘ぶんぺい鄧義とうぎ王威おういなどという荊州けいしゅうの諸大将まで、すべてさかんな列伍を敷いて、玄徳を出迎えるため立ち並んでいた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)