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獄飯
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ごくはん
ふりがな文庫
“
獄飯
(
ごくはん
)” の例文
明け方、
盧
(
ろ
)
をねむらしちまおうと思って、
獄飯
(
ごくはん
)
の中へ一服
盛
(
も
)
ってると、急に、
中書
(
ちゅうしょ
)
さまのご意向が違うッてんで、大まごつきさ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
彼は、朝夕の
獄飯
(
ごくはん
)
を、少しずつ残しては、命松丸がよくやるように、
掌
(
て
)
の上で、雀にそれを食べさせていた。
私本太平記:04 帝獄帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
じつはその、多年獄吏をやってきた罪ほろぼしにもなろうかと、
獄飯
(
ごくはん
)
やら何かの食い余りがあるたび、紙にくるんではそっと空井戸の底へ投げやっておりましたんじゃ。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「さっき晩の
獄飯
(
ごくはん
)
を与えました」
牢獄の花嫁
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
獄
常用漢字
中学
部首:⽝
14画
飯
常用漢字
小4
部首:⾷
12画
“獄”で始まる語句
獄
獄舎
獄門
獄屋
獄裡
獄卒
獄中
獄窓
獄吏
獄門首