“猫足”の読み方と例文
読み方割合
ねこあし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
切符売下所うりさげじょの前に話している三人へ慇懃いんぎんにお辞儀じぎをして、何か二こと、三こと、云ったと思ったら、急にこっちへ向いて、例のごとく猫足ねこあしにあるいて来て、や君も湯ですか
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
皿、鉢、盃洗はいせん猫足ねこあし膳などを手当り次第に打ち付けた。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
やや大形の猫足ねこあしの塗膳であった。
妾宅 (新字新仮名) / 永井荷風(著)