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猥歌
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わいか
ふりがな文庫
“
猥歌
(
わいか
)” の例文
鼓
(
つづみ
)
を打つ、
鉢
(
はち
)
をたたく、
猥歌
(
わいか
)
をうたう。あげくに今、しりもちでもついたような、
家鳴
(
やなり
)
と、男女の笑い声が、一しょに沸いた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
その素朴な
猥歌
(
わいか
)
に茂緒はびっくりしてしまった。扶佐子は上機嫌で帰っていった。茂緒は、しらずしらず扶佐子に重荷を感じていたことに気づき、薄情なのだろうかと自分を顧みたりした。
風
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
ゆうべ
夜半
(
よなか
)
過ぎ迄、そこでは
猥歌
(
わいか
)
の手拍子や音曲が聞え、こういう武家の住宅地にはあるまじき
湯女
(
ゆな
)
の姿が出入りしていたという事である。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
と、武蔵は、扇屋の庭に
佇
(
たたず
)
みながら、
彼方
(
あなた
)
の花やかな
灯影
(
ほかげ
)
を見ていた。けれど奥深い座敷の方には変らない「
買手
(
かいて
)
ども」の
猥歌
(
わいか
)
や三絃が満ちていて、吉野にこっそり会って行く
術
(
すべ
)
もない。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“猥歌(春歌)”の解説
春歌(しゅんか)は、。猥歌(わいか)、艶歌(つやうた)、情歌(じょうか)ともいう。
(出典:Wikipedia)
猥
漢検1級
部首:⽝
12画
歌
常用漢字
小2
部首:⽋
14画
“猥歌”で始まる語句
猥歌甘楽