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狼狽
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まごつ
ふりがな文庫
“
狼狽
(
まごつ
)” の例文
それで私はすっかり
狼狽
(
まごつ
)
いてしまって、『もう夜が明けてしまったんですね。』と変なことを云ってしまいました。
田原氏の犯罪
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
可哀相なは慎次で、四五枚の札も守り切れず、イザとなると
可笑
(
をかし
)
い身振をして
狼狽
(
まごつ
)
く。それを面白がつたのは
嫂
(
あによめ
)
の清子と静子であるが、其
狼狽方
(
まごつきかた
)
が
故意
(
わざ
)
とらしくも見えた。
鳥影
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
孰れにしても餘り突然の質問であつたので春三郎は
狼狽
(
まごつ
)
いた。
続俳諧師:――文太郎の死――
(旧字旧仮名)
/
高浜虚子
(著)
真蔵も
一寸
(
ちょっと
)
狼狽
(
まごつ
)
いて答に窮したが
竹の木戸
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
可哀想なは愼次で、四五枚の札も守り切れず、イザとなると可笑しい身振をして
狼狽
(
まごつ
)
く。それを面白がつたのは嫂の清子と靜子であるが、其
狼狽方
(
まごつきかた
)
が
故意
(
わざ
)
とらしくも見えた。
鳥影
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
ボズさん
少
(
すこ
)
しく
狼狽
(
まごつ
)
いて
都の友へ、B生より
(旧字旧仮名)
/
国木田独歩
(著)
“狼狽”の意味
《名詞》
狼 狽(ろうばい)
思わぬ出来事に遭い、慌てること。
(出典:Wiktionary)
狼
漢検準1級
部首:⽝
10画
狽
漢検準1級
部首:⽝
10画
“狼狽”で始まる語句
狼狽者
狼狽方
狼狽気味
狼狽敷
狼狽眼
狼狽居士
狼狽驚愕