物欲ものほし)” の例文
折焚をりたきながらお旅人には定めて物欲ものほしく思はれんなれども此處等は街道へとほければ魚類は乾魚もかひ難し今朝炊たる麥飯に鹽漬の茄子なすあり是にて厭ひたまはずは飢をしのぎ給ふ迄にまゐらせんと膳を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)