“物前”の読み方と例文
読み方割合
ものまえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ありがたい役だな。おれはまあ御免だ。おれだって知行取りじゃあねえ。物前ものまえに人の面倒を見ていられるもんか」
半七捕物帳:11 朝顔屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
信州浅間あさま山麓さんろくの村では、この盆竈ぼんがまの行事をカマッコというそうだが、これにも物前ものまえすなわち成女期に近づいた女たちが率先して、米と少しのぜに持寄もちよ
こども風土記 (新字新仮名) / 柳田国男(著)