“牧夫”の読み方と例文
読み方割合
ぼくふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長男義一ぎいちは十六才になって、いよいよ学問はだめだときまりがついた。北海道に走って牧夫ぼくふをしている。三里塚りづかの両親もあいついで世をった。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
李雲は牧夫ぼくふ小屋の牧夫を呼び出し、八頭の駿馬しゅんめを目の前に揃えさせた。そして、李逵りき、朱貴、朱富、自分——と四人四頭の背にまたがったうえ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その牧夫ぼくふ牧場まきばに働いている男のこと)が見たというのも、その勇ましい喧嘩の一つでした。
(新字新仮名) / 久米正雄(著)