片胡坐かたあぐら)” の例文
ここ宝珠寺の本殿ほんでんでは、時に、三人の怪人が、三ツの曲彔きょくろくに、片胡坐かたあぐらを組みあっていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かれも、床几に片胡坐かたあぐらをかきこんで、前屈まえかがみの小声になり、半分口を抑えながら語った。
大岡越前 (新字新仮名) / 吉川英治(著)