燭力しょくりょく)” の例文
それは梅雨つゆもカラリと上った七月の中旬のこと、日も既に暮れてこの比野の家々には燭力しょくりょくの弱い電灯がつき、開かれた戸口からは、昔ながらの蚊遣かやりの煙が濛々もうもうとふきだしていた。
(新字新仮名) / 海野十三(著)
漢青年は、こわれた天井の間から大空を見あげると、そこにはあおい大空のかわりに、もう一層の天井があって、この二つの天井の間に燭力しょくりょくの強い電球がいくつも点いているのが見えた。
西湖の屍人 (新字新仮名) / 海野十三(著)