煤色すゝいろ)” の例文
歩廊ほらうの中にづらりと並んだ店から土産物を勧める声に振返りもせず、左に高い鐘楼を一べつしたまゝ僕はサン・マルコ煤色すゝいろをした扉を押してはひつた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)