“煙滅”の読み方と例文
読み方割合
えんめつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ゆえに筆者はにんじゅつの真なる発祥と、その流祖の煙滅えんめつひんせる事跡を記し、もって世道人心に裨益ひえきするところあらんと決心したのである。
九州を旅するならば、荒物屋の床下にちりにまみれながら、それらの驚くべきものが散在するのを目撃する。省みられない現状においては、漸次粗略にせられ、煙滅えんめつの日が迫っている。
工芸の道 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)