トップ
>
焦躁
>
じれ
ふりがな文庫
“
焦躁
(
じれ
)” の例文
今晩なぞとは手ぬるいぞ、と
驀向
(
まつかう
)
から
焦躁
(
じれ
)
を吹つ掛けて、飲め、酒は車懸り、
猪口
(
ちよく
)
は巴と廻せ廻せ、お房
外見
(
みえ
)
をするな、春婆大人ぶるな
五重塔
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
ややもすれば
年老
(
としお
)
いて女の役の無くなる
頃
(
ころ
)
に
臨
(
のぞ
)
むと
奇妙
(
きみょう
)
にも
心状
(
こころ
)
が
焦躁
(
じれ
)
たり
苛酷
(
いらひど
)
くなったりしたがるものであるから、この女もまたそれ
等
(
ら
)
の時に臨んでいたせいででもあろうか
雁坂越
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
誰でも彼でもすぐに遊びによこすよう、という片手間にぐいぐい
仰飲
(
あお
)
る間もなく入り来る女どもに、今晩なぞとは手ぬるいぞ、とまっ向から
焦躁
(
じれ
)
を吹っかけて、飲め、酒は
車懸
(
くるまがか
)
り
五重塔
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
“焦躁”の意味
《名詞》
焦 躁(しょうそう 「焦燥」に「同音の漢字による書きかえ」がなされる)
いらいらして焦ること。
(出典:Wiktionary)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
躁
漢検1級
部首:⾜
20画
“焦躁”で始まる語句
焦躁感
焦躁立
焦躁苦悶