“焦躁感”の読み方と例文
読み方割合
しょうそうかん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もしかれらが直ちに原隊復帰をがえんじないとすると。……そう思うと焦躁感しょうそうかんはいやが上につのり、それがめいるような悲哀感ひあいかんにさえなっていくのであった。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
あののどかな、ひそやかな風景の中にたたみこまれているのだと思うと、今は運命に対するいきどおりもなければ、居ても立ってもいられぬような焦躁感しょうそうかんもなく、唯、愛情を傾けつくした四年間の
親馬鹿入堂記 (新字新仮名) / 尾崎士郎(著)
しかし、十五分、十分と、残された時間が少なくなるにつれ、かれの焦躁感しょうそうかんはしだいに高まって行った。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)