“焦躁苦悶”の読み方と例文
読み方割合
しょうそうくもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、もう断念あきらめたのか、半ば気を失ったのか、いささかも焦躁苦悶しょうそうくもんの面影がない。弱々と肩にもたせた、美しい鼻筋を。……口をかすかに白歯を見せて、目をみひらいたまま恍惚うっとりしている。
雪柳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)