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焦慮
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じら
ふりがな文庫
“
焦慮
(
じら
)” の例文
「悪い事をした。私はあなたに
真実
(
まこと
)
を話している気でいた。ところが実際は、あなたを
焦慮
(
じら
)
していたのだ。私は悪い事をした」
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
医者は何とかして口を利かせたいものだと、頭を絞つて色々の
手段
(
てだて
)
を試してみたが、小娘は髪の毛一つ動かさない済ました顔で、石のやうに黙りこくつてゐる。かうしてさんざ
焦慮
(
じら
)
しぬいた末
茶話:04 大正七(一九一八)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
いった。
焦慮
(
じら
)
せるのが悪いと思って、説明しようとすると、その説明がまたあなたを
こころ
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
自分は結果からいうと、
焦慮
(
じら
)
されるために彼女の訪問を受けたと同じ事であった。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
結果から云えば、自分は
先刻
(
さっき
)
云った通りむしろ彼女から
焦慮
(
じら
)
されたのであるから。
行人
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
“焦慮”の意味
《名詞》
焦慮(しょうりょ)
いらだつ(いらだたせる)こと。焦り。
(出典:Wiktionary)
焦
常用漢字
中学
部首:⽕
12画
慮
常用漢字
中学
部首:⼼
15画
“焦”で始まる語句
焦
焦躁
焦燥
焦心
焦立
焦々
焦点
焦茶
焦眉
焦土