無燈火あかりなし)” の例文
おれが腕に覚えがあってうま立停たちどまったればこそ、さもなけりゃ、頭をるか、すねを折るか、どうせ娑婆しゃばの者じゃねえ、そりゃおれだって暮合に無燈火あかりなしも悪かったけれど、大道なかに坐ってる法はねえ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)