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無宙
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むちゅう
ふりがな文庫
“
無宙
(
むちゅう
)” の例文
あれほど沢山おいでなされた、騎士、音楽家の方々が、一人残らず片膝をついてお眠り遊ばし、
無宙
(
むちゅう
)
で楽器をお弾きなされたと申すのは……。
レモンの花の咲く丘へ
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
なるほど、この女、
無宙
(
むちゅう
)
になっていやあがる。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
「畜生! 畜生! こん畜生!」と、
無宙
(
むちゅう
)
で彼は抑え付けた。間も無く
烈
(
はげ
)
しい衝動は止んで、
幽
(
かすか
)
に幽に痙攣するのが、抑えている手に感じられて来た。
人間製造
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
浪路は、
無宙
(
むちゅう
)
に、身をもがいた。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
一千に近い大衆が狭い町筋に楕円を描いて夜の七八時から翌朝まで文字通り
無宙
(
むちゅう
)
に踊り抜くのである。
真率
(
しんそつ
)
な文句、単調な身振り、節は誰も知っている「ナカノリさん」である。
温室の恋
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
彼はにわかに胸苦しくなり、
無宙
(
むちゅう
)
で飛び起きて駈け廻った。
大捕物仙人壺
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
宙
常用漢字
小6
部首:⼧
8画
“無”で始まる語句
無
無暗
無頓着
無理
無垢
無花果
無事
無聊
無造作
無慙