為相ためすけ)” の例文
為家のしつ宇都宮頼綱女うつのみやよりつなのむすめには為氏・為教があった。しかし晩年安嘉門院あんかもんいん四条を後妻として、為相ためすけを生んだ。ほかにも子はあるが、問題はこの三者から生じる。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)
いと広き原にて、行けども行けども尽くることなし。名を問えば櫛挽の原という。夕日さす景色も淋し松たてる岡部の里と、為相ためすけの詠めるあたりもこの原つづきなり。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)