点々ぽっちりぽっちり)” の例文
旧字:點々
さっきは雨脚あめあしが繁くって、まるで、薄墨でいたよう、堤防どてだの、石垣だの、蛇籠じゃかごだの、中洲なかすに草の生えた処だのが、点々ぽっちりぽっちり、あちらこちらに黒ずんでいて、それで湿っぽくって
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)