点々ぽっちり)” の例文
旧字:點々
明日あくるひになると、母様の眼を忍んで小銀が裏庭へ出て見ると、枝折戸しおりどの処から、点々ぽっちりずつ、あの昨夜ゆうべの胡麻がこぼれ出して、細い、暗い、背戸山の坂道へかかっているのを、拾い拾い、ずッとずッと
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)