灰分的かいぶんてき)” の例文
火は、あらゆるものの決裁と清掃をり行うとき氏神うじがみだ。そして残る白い灰は、次の土壌どじょうに対して、はやくも文化の新しい萌芽ほうがをうながし、灰分的かいぶんてき施肥せひの役目をはたしている。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)