“漣々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんれん75.0%
はらはら25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同時に、湖面の一点に、ざんぶと音がして、そのあたり一面に水煙が立ったかと見ると、漣々れんれんとして、そこに波紋が、韓紅からくれないになってゆく異様の現象が起りました。
大菩薩峠:35 胆吹の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
の紙の冠をつかみ取りて、引破りて地になげうち、漣々れんれんたる涙をとどめもあえず、何たる御房ぞや、尊くも仏弟子となりたまいながら、祓戸の神の忌みたまうとて如来の忌みたまうことを忘れて
連環記 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
女の目よりは漣々はらはらこぼれぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)