“漆艶”の読み方と例文
読み方割合
うるしつや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのすがたにぶんと風を生じたかと思うと、漆艶うるしつや黒鹿毛くろかげと、陽にきらめく偃月えんげつの青龍刀は
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
の雲かと見えたのが、近づくに従って、一ぴょうの軍馬と化し、敵か味方かと怪しみ見ているいとまもなく、その中から馳けあらわれた一人の大将は漆艶うるしつやのように光る真っ黒な駿馬しゅんめにうちまたがり
三国志:04 草莽の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)