“滝布”の読み方と例文
読み方割合
たき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みち漸次しだいに明るくなった。暗い湿っぽい岩穴は全く尽きて、人々は大いなる谷川のほとりに出た。岩を噛む乱流は大小の滝布たきして、滔々とうとうみなぎり落ちている。川に沿うて熊笹のやぶが生い茂っていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)