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滔
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あふ
ふりがな文庫
“
滔
(
あふ
)” の例文
いずれも椿岳の大作に数うべきものの一つであるが、就中大浪は柱の外、
框
(
かまち
)
の外までも奔浪畳波が
滔
(
あふ
)
れて椿岳流の放胆な筆力が十分に現われておる。
淡島椿岳:――過渡期の文化が産出した画界のハイブリッド――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
が、紅葉の努力は
全幅
(
ぜんぷく
)
に
滔
(
あふ
)
れていたが、美妙斎の色彩は小説以外には
頗
(
すこぶ
)
る
稀薄
(
きはく
)
であった。
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
社交的応酬は余り上手でなかったが、
慇懃
(
いんぎん
)
謙遜な言葉に誠意が
滔
(
あふ
)
れて人を心服さした。弁舌は下手でも上手でもなかったが話術に長じていて、何でもない
世間咄
(
せけんばなし
)
をも面白く
味
(
あじわ
)
わせた。
二葉亭余談
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
全部に若々しい生気が
滔
(
あふ
)
れていたのは何となく共鳴を感じたが
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
滔
漢検1級
部首:⽔
13画
“滔”を含む語句
滔々
滔滔
滔天
滔々滾々
滔々乎
滔々蕩々
滔〻
韓滔