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温柔
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おんじゅう
ふりがな文庫
“
温柔
(
おんじゅう
)” の例文
優雅、
温柔
(
おんじゅう
)
でおいでなさる、心弱い
女性
(
にょしょう
)
は、さような狼藉にも、人中の身を恥じて、
端
(
はした
)
なく声をお立てにならないのだと存じました。
革鞄の怪
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
君子の音は
温柔
(
おんじゅう
)
にして
中
(
ちゅう
)
におり、生育の気を養うものでなければならぬ。昔
舜
(
しゅん
)
は
五絃琴
(
ごげんきん
)
を
弾
(
だん
)
じて南風の詩を作った。南風の
薫
(
くん
)
ずるやもって我が民の
慍
(
いかり
)
を解くべし。
弟子
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
(
勇深
(
ゆうしん
)
なる者は
温柔
(
おんじゅう
)
なる者、
愛情
(
あいじょう
)
深き者は
大胆
(
だいたん
)
なる者なり)
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
常の
温柔
(
おんじゅう
)
な
面
(
おもて
)
と語気にかえっていた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
温
常用漢字
小3
部首:⽔
12画
柔
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“温柔”で始まる語句
温柔境
温柔郷
温柔姒媚