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渡船場
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わたしば
ふりがな文庫
“
渡船場
(
わたしば
)” の例文
現に
久慈川
(
くじがわ
)
のとある
渡船場
(
わたしば
)
付近では、見上ぐる前方の絶壁の上から、
巨巌大石
(
きょがんだいせき
)
の
夥
(
おびただ
)
しく河岸に墜落しているのを見る。
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
水が枯れて河原の
広広
(
ひろびろ
)
とした大きな河が来た。勘作はこの河ではないかと思って、
渡船場
(
わたしば
)
におりようとする河土手になった林の中を注意して歩いていた。
ある神主の話
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
が、やがて気がつくと、舟は
舳
(
へさき
)
をケリケリと当てながら、対岸の
渡船場
(
わたしば
)
に着いたのであった。
地虫
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
十日ばかりの月が向こう岸の森の上に出て、
渡船場
(
わたしば
)
の
船縁
(
ふなべり
)
にキラキラと美しく
砕
(
くだ
)
けていた。
肌
(
はだ
)
に冷やかな風がおりおり吹いて通って、やわらかな
櫓
(
ろ
)
の音がギーギー聞こえる。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
「では、
渡船場
(
わたしば
)
まで」と話しつつ、歩いてゆく。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
ここではかみさんがわざわざ通りに出て
渡船場
(
わたしば
)
に行く路を教えてくれた。
田舎教師
(新字新仮名)
/
田山花袋
(著)
渡
常用漢字
中学
部首:⽔
12画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
場
常用漢字
小2
部首:⼟
12画
“渡船場”で始まる語句
渡船場中