きよ)” の例文
脩辞は唯文学の形式なるのみ。然れどもきよありて始めて水の通ずるが如く思想を顕はすべき形式なき間は到底精細美妙なる審美的の観念は其発達を自由にする能はざるなり。
明治文学史 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
川は尾久の渡より下二十町ほどにしてまた一転折して、千住製紙所の前を東に流る。一たび製紙所に入りてただちにまた本流に合する一きよあり。製紙所前を流れて、やがて大橋に至る。
水の東京 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)